児玉毅のダウラギリ麓滞在記
vol.4
2009.05.19
舞台裏で活躍するスタッフ達
みなさん、ナマステ!
お元気ですか?
僕は、元気です。ちょっとダウラギリBCにマンネリですが。

先日、ダウラギリからインターネットの生中継をやったんですが、
観てただけましたか? 
栗城くんは6500m地点からスキー滑降したんですが、かなり大変そうでした。
なにしろ前回スキーをしたのがマナスル山頂からということですから。
かえって凄いですね。栗城くんを8,000mスキーヤーに勝手に認定します。

さて、ただいまクリッキー(栗城くんは)C2に向けて登っています。
いよいよアタックであります。この調子でいけば、明日C3(7,700m)に到達し、
明後日には標高8,167mのダウラギリに登頂する予定です。
みなさん、応援してあげてください。

それにしても、僕も登りたいです。
登れる体力が余っています。マジで(汗)。
でも、今回はサポートです。
とにかくクリッキーが登れるように僕ができることを頑張ります!

今回は華やかな遠征の表舞台には見えない
舞台裏で活躍するスタッフを紹介します。

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通信機器、カメラなどのエンジニア兼カメラマンの石井さん。年齢は30歳。
東京農大探検部OB ということもあり、僻地の仕事を得意としている。
栗城隊では2006年のチョーオユー遠征に参加。そのとき、高所に弱い体質ながら、
標高7,000mのキャンプに2週間も滞在するという離れ業を演じた。
かなりの映画マニアで、BCでDVD鑑賞会が開かれると、
テンションが上がりすぎて、わけのわからない歌を歌っていた。
一見真面目に見えるだけに、ギャップが大きい人物。

vol4_2.jpgカメラを回している石井くん(右)の横でおどけているのが石井くんのアシスタントを務める澤田くん(左)。
北大の山岳部を出たばかりの23歳。
体力と高所への強さは栗城くん以上?

初めてのネパール滞在にもかかわらず、現地民の家庭料理ダルバート(ネパール風カレー)やモモ(ネパール風ギョウザ)が大好物だったり、雪の上をサンダルで歩いていたり、洗面器に2杯の御湯で全身を洗ったり、日本人離れした行動で「シェルパ」と呼ばれている。

北大山岳部時代に鍛えた?スキー技術で(ゲレンデ経験ゼロ)、たまにオイラのスキー道具を借りて、通称ゲレンデと呼ばれているアイガー岩壁下の斜面に出かけている。
そのせいか、最近スキー靴が臭くなってきた。

vol4_3.jpg写真左が高所ムービーカメラマンを務める辰野貴史。
2005年のチームホンダ・エベレスト遠征でベースキャンプマネージャーを務めてくれた男だ。昔観たTVや流行った遊びの会話が唯一噛み合う35歳。
ネパールをこよなく愛し、ネパールに住むためにカメラマンや何でも屋として駆け回っていたが、結婚後なぜが日本でカメラマンに。
しかも人間の内臓や脳みそを撮る病院専属のカメラマンだったらしい。内臓撮りすぎてノイローゼになったと言っていたが、それがネタでいっているのか、本気で言っているかは本人しか知らない。晴れて?その仕事を辞め、今回の遠征に参加。
パソコン・機械・語学・カメラなどなど得意分野は多岐に渡り、「困ったときの辰野」と呼ばれている。大学時代所属していた落語研究会の座名は「防波亭投げ釣り」。

写真右の長身の男が、スチールカメラマンを務める門谷優。
2008年夏にチームホンダ・西ネパール遠征でもスチールカメラマンを務めてくれ、それから2008年秋の栗城隊マナスル遠征、
そして今回と立て続けにエクスペディションに参加し、すっかり高所カメラマンが板についてきた。
年齢も栗城くんと同じ26歳と若く、将来が楽しみなカメラマンだ。
英語とネパール語が堪能で、知能明晰、性格温厚、体力抜群と抜かりないが、
無類の酒好きというのが唯一の欠点?
ビールの一口がジョッキ半分なので、もう少し味わって欲しいと思う今日この頃。
現在ネパールに住み込み、貧困など社会問題をテーマに撮影活動を続けている。
自ら貧乏を買って出て、夢を追いかける姿はなかなかカッコいい。

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写真右は今回のサーダー(シェルパ頭)を務めるマンさん。
今回はBCに留まり、シェルパやポーターを仕切る役割だ。
今まで多くの日本隊のエクスペディションにサーダーとして参加し、
たくさんの8,000峰を登頂してきた。
やってきたことは凄いのだが、怪しい日本語を操り、大の下ネタ好きということで、
凄さが感じられず、変に親しみやすい。
自分のことを「マンちゃん」と呼ぶのは少し気持ち悪い。
現在48歳ながら独身で、「もしかして両刀使い?」と噂されている。

写真左はキッチンボーイのビジュ。油の乗った30歳らしい。
バンダナを巻いて歩いていた姿がチャゲ&飛鳥のチャゲにそっくりだったことから、
隊員からは親しみを込めて「チャゲ」と呼ばれている。
チャゲはキッチンテントにいるとき、常に騒いでいるか歌っているので、
シャルパの仲間から「スズメ」と呼ばれているらしい。
やかましいが憎めないナイスキャラだ。

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写真左はシェルパのテンバさん。年齢は28歳。寡黙だけど、いつもニコニコしている。
いつも懐かしい(30年前?)デサントのスキーパンツをはいている。風貌は頼りないが、
今回のスタッフの中で一番体力がある。
写真右は同じくシェルパのギャルツェン。年齢は26歳。
一見どこにでもいそうなネパールの若者だが、彼もパワフルだ。
三度のメシより音楽が好きで、いつもラジオや携帯で音楽を聞いている。
チベットのお経のような音楽をCDでかけていると、突然「録音してもいい?」と現れた。
そのときの笑顔は忘れられない。

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この笑顔、この雰囲気。
なんともいえない個性と癒しを放つのが、シェルパのサンタさんだ。
年齢はたぶんサーダーと同じくらい。
一度その笑顔をみたら、なぜかこっちまで笑顔になってしまうとういう
不思議なオーラを持っている。
マナスル遠征までは、「豆だけ食べて無尽蔵に動く凄いシェルパ」と評判だったが、
最近アルファ米の美味しさに目覚めたらしく「これ美味しいからちょうだい」と言ってくる。

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日本の漁師によくいそうな風貌。それがシェルパのクサン師匠だ。
彼もサーダーと同じ年代だろう。親父っぽさが滲み出ている。
上下エメラルドグリーンのパジャマみたいな格好でBCをうろつく姿は、
とても山に登る人には見えない。長く歩くと「疲れた」「膝いたい」と言っているので、
「お父さん、無理しないで」と声をかけたくなる。
でも、経験の深さが余裕をかもし出しているときがあり、なんだか安心する人だ。

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写真左がキッチンボーイのアンプルバ。年齢はかなり若いはず。
いつも献身的に僕らの食事の世話をしてくれている。風貌はスポーツが好きで
1年中日焼けしている日本のおばさんでよくいる顔立ち。
雪が降ったとき、夢中になって雪の彫刻を作っている姿は、シロウトの域を越えていた。
オナラをするといちいち笑ってリアクションしてくれる心優しい青年だ。
写真右はコックのアガムさん。日本の女性が好きそうな甘い顔立ちをしていて、
真面目でやさしく、料理も上手いときたもんだ。結婚適齢期の女性がここにいたら、
まず惚れてしまうんじゃないでしょうか? ま、もっとも結婚適齢期の女性はヒマラヤに
来ることなんてほとんど皆無ですが(笑)

こんな感じのメンバーで栗城くんを支えております。
遠征ってのは、メンバーがいいと楽しさは数倍。
そういう意味でもいい隊なんじゃないでしょうか。

さぁ、栗城くんはダウラギリに登れるのでしょうか。
乞うご期待です。